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  • リプレイ:サングリアは七つのいろどり | games

    工事中です。今しばらくお待ち下さい キャラクター紹介 マルマッフ けいさん ベルタ ぼたんさん ハロルド あおいひつじさん ハルシオン はるしおんさん GM テンプラソバ ○ゲーム開始 GM(テンプラソバ):はい、ではさっそくサングリアTRPG「サングリアは七つのいろどり」開始しまーす! GM(テンプラソバ):よろしくおねがいしますー! ハロルド(あおいひつじさん):よろしくお願いします! ベルタ(ぼたんさん):よろしくお願いいたしまする~ はるしおん:よろしくお願いします! マルマッフ(けいさん):ぱちぱちぱちぱち!! ベルタ(ぼたんさん):+。(o’д’ノノ゛☆パチパチパチ。+゜ はるしおん:ぱちぱちぱち! ○オープニング GM(テンプラソバ):ここは、西の海に面した国「ヴィーノ王国」 GM(テンプラソバ):暑い暑い真夏のある日 GM(テンプラソバ):年に1度の人魚達と交流する祭り GM(テンプラソバ):「夏の大人魚祭りサングリア試しチャンピオンシップ」が開催されます! GM(テンプラソバ):それにあわせてブリオージュの大陸中から様々な腕自慢、料理人、酒造り職人からのんべえまで集まってきます [雑談]ハロルド(あおいひつじさん):@・x)(おとなぎょとよんでしまったなど…(そっとめそらし)) [雑談]ベルタ(ぼたんさん):おとなさかなってよんでしまいました…… [雑談]はるしおん:なかまだ… [雑談]マルマッフ(けいさん):おとなの人魚か…ってゴクリしてしまった ちいさなおっさんの私 [雑談]GM(テンプラソバ):たしかに大人、魚に空目しちゃいますねw [雑談]ハロルド(あおいひつじさん):@・x)(めええ。もしくは大きな人魚?と勘違いするケース(ぉ))

  • 第1回「中世イングランドの呪文詩」 | games

    ━━━━━━━━━━━━━■□■ 中世ヨーロッパの生活呪文 (増補改訂版) 第1回 「中世イングランドの呪文詩」  テンプラソバ ━━━━━━━━━━━━━■□■  ◇はじめに  おはようございます!  中世ヨーロッパと西洋風ファンタジーが大好きなテンプラソバと申します。  これから中世ヨーロッパの生活に密着した呪文について、何回かに分けて紹介していきます。  これは、中世に書かれた医学書などに記載され現代まで伝わるもので、フィクションではなく実際に使われていた可能性が高い、「本物」の呪文です!  舞台は、中世前半のイングランドのとある田舎の領主が治める村です。  ちょっとしたドラマを挟みつつ、当時の状況を解説していきます。  (ドラマの方は、設定も含めて私がフィクションとして書いたものです)  今回は、呪文詩とは何かについて紹介しましょう! ◆第1幕「エドリック」 ■エドリックの憂鬱  エドリック・ハマーは、頭をかきながらため息をついた。  村の牛が、また居なくなったというのだ。  エドリックは、従者(セイン)である。  従者(セイン)とは、王に仕えハマートンというこの領地を代々守護する小領主である。  父ロドルフより、この領地と従者(セイン)の位を受け継ぎ5年がすぎた。  ようやく仕事に慣れてきた頃、村の宝といえる牛が立て続けにいなくなる事件が起きているのだ。  「牛すら逃げ出すハマートン」との不名誉なうわさが、流れでもしたら…… ■ことのあらまし  そんなことを考えていたエドリックが、ふと我に返る。  彼は今自分の館で、牛の飼い主から事情を聴いているところだった。  牛の飼い主の名は、ウィゴットという。  彼は、物思いにふけっていたエドリックに「私はこれから……一体どうすれば?」と聞く。  エドリックが、話をまとめる。 「ウィゴットよ。  君の使用人が、牛の番を交代するほんのひと時の間に、牛1頭がいなくなった。  既に日はのぼり、朝したくの時間のため、番人以外で外に居たものはいなかった。  さりとて番人に、はかりごとで牛を隠す知恵も度胸も持ち合わせていない。  ただ牛が1頭いきなり消え、どこにも見つからない。  まとめると、そういう事に相違ないな?」  恐縮したウィゴットは、「そのとおりでございます。」と直立したまま両手を胸で握りつつ頭を下げる。  そばにいるウィゴットの従兄メイソンが、不安げなウィゴットに寄り添う。  朝方に牛の鼻息や鳴き声などを近所のメイソンが聴いており、居なくなったのは今朝で間違いないとのことだった。 ■頼るべき者  そこに家人のエグビンが、息を切らしながら走ってきた。  彼は10人ほどを指揮し牛の探索をしていたのだ。  エドリックは期待の目でみつめるが、エグビンは残念そうな顔でかぶりをふる。  そうするとエドリックの頭に、とある人物の顔が浮かぶ。 「今回も、ハードウルフの力を借りねばなるまい。」  そうしてエドリックは、ハードウルフのいる場所に向かうことにした。  彼は、キリスト教の司祭でありながら、古の呪文詩も使う不思議な老人なのだ…… ◆解説編1 ■中世イングランド  現在イギリスと呼ばれる国の本島グレート・ブリテン島は、北方のスコットランド、西方のウェールズ、そしてイングランドという3つの国で構成されています。  今回のシリーズ「中世ヨーロッパの生活呪文」の舞台は、中世のイングランドです。  中世のイングランドは、10世紀頃まではアングロ・サクソン人と呼ばれる人々の、多数の王国がひしめく「七王国」と呼ばれる時代でした。  七王国間で争いつつ、ヴァイキングや大陸の様々な侵入者達との戦いが続く中で、ようやく「イングランド王国」という形でまとまろうとしていました。 ■従士(セイン)とは?  従士(セイン)はこのような状況で生まれた「戦う社会階層」で、軍事と地域統治で活躍しました。  七王国の諸王やイングランドの王は、自治と保護を名目に家臣の従士(セイン)に土地を分け与え、従士(セイン)の家の名から土地の名前をつけました。  例えば「ウルフリック家の領地」は「ウラートン」、「ハマー家の所領」は「ハマートン」といった要領で、領地の名前がそれぞれ決まっていったのです。 ■とても大事な財産「牛」  当時の固い土地を耕し麦を植えるには、土を深く切り裂くのに十分な重さのある大きな道具「鋤(すき)」を利用していました。 丈夫な木製の腕の先に金属の歯をつけ、車輪で転がしつつ土を切り裂きやわらかい畝(うね)を作ります。  その重さはとても人間が引けるものではなく、力のある牛や馬などを利用していました。  現代のトラクターのような存在かもしれません。  牛は、労働力になる一方で、食肉にもなる貴重な財産でした。 ■キリスト教と古の伝統  当時キリスト教の布教はある程度進んでいましたが、社会を規制するまでの大きな力はまだ持っていませんでした。  そのため、アングロ・サクソン人の古い伝統も、数多く残ってました。  彼らのルーツである、ゲルマン人の伝承とオーディンやトールなど神々の伝説、魔術などが社会の中で息づいていたのです。 ■呪文詩  当時は、病気やケガ、災いなどは、悪い超自然的存在が起こすと考えられていました。  そのため、薬草や薬、そして呪文が、悪しきものへの対抗手段となる事が多かったようです。  それらの呪文は、古代の伝統にのっとり韻を踏む形で書かれていることから「呪文詩」と呼ばれています。 ◆第2幕「ハードウルフ」 ■司祭にして医師(リーチ)  エドリックは、ハマー家の館を出て教会に向かった。  教会の裏手の薬草園で、ハードウルフは作業中だった。  生垣の野バラが咲き誇り園内に甘い香りを放つ中、エドリックはハードウルフに挨拶をした。 「司祭殿、力を借りに来た。」  庭園整備用の粗末な僧衣を着た老人が立ち上がり、挨拶を返す。  僧衣のフードを外すと、中から長い銀髪が印象的な壮年の男性の顔が出てきた。 「エドリックさま、医師(リーチ)と呼んでくだされといつも申していますのに。」  そう不満をもらすものの、表情はやさしい笑顔だ。 「司祭殿には違いないからな」と言いつつ、エドリックはさっそくハードウルフに相談を始めた。  簡潔に「事件」の状況を述べたあと助力を依頼する。 「そこでハードウルフよ。頼みがあるのだが。例のあの……」  エドリックが言いよどむと、ハードウルフが後を続ける。 「例の『牛を探す』呪文詩を使えと、そうおっしゃりたいのですな。」 「そうだ……やってくれるな?」  顎髭をさすりながら思案しつつ、ハードウルフは答える。 「ウィゴットの牛は前にも迷子になりましたな。  呪文詩は、その時に1度使いました。」 「1度使うともう使えないのか?」 「そうではありませんが、同じ事を繰り返す事が果たして良いのか。  できれば根本的な解決をし、二度と同じ困りごとが起きぬようにしたいのです。  そこでより強力な呪文詩を施したいのですが、それがちょっと……」 「ちょっと?」 ■リーチ・ブック 「まあ、お見せした方が早いでしょう。」  そう言ってハードウルフは教会の近くに建てられた木造の小屋に案内する。  そこは患者を治療し、数々の薬物を研究する場所でもある。  扉を開けると、天井から吊るされたさまざまな色彩の薬草がひしめきあい、部屋に入るには屈む必要があった。  いくつかある作業台には、乳鉢やおろし器、薬草の煮出しに使う鍋などがある。  部屋の空気には薬草や薬品のあらゆるにおいがまざり、エドリックはむせそうになった。  奥の方の作業台には、たくさんの写本が広げられている。  ハードウルフはその写本にエドリックを案内した。 「これらが、我が秘伝の書の数々ですぞ。  あらゆる病や怪我を治す方法と、色んな事に効くまじないが載っています。」  その中から、1冊の写本を取り出した。 ■牛の守護者 「実は『いなくなった牛を探す呪文詩』は全部で三種類あります。  いずれも、盗まれたものを探す内容となっています。」  そういってハードウルフは、写本のページをめくる。 「問題なのは、2つ目の呪文のこの箇所です。」  ハードウルフは、ある個所を指差しつつ「ガールムンド」と書いてあると述べた。  エドリックは、首をかしげる。 「ガールムンド?」 「さよう『ガールムンド』です。  彼は、牛の守護者とされている、力ある者です。  2番目の呪文詩はこの者の力を借りることで、より強力になります。  さらに、盗人に災いをもたらす力がございます。  もし盗人がこの村の者の場合、すなわちこの村にも災いが起きる事となりますが、それでもよろしいですか?」  エドリックは即答できず考え込んだ。 ~次回に続く~ ◆解説編2 ■医者(リーチ)とは  この時代、医者はリーチと呼ばれていました。  医者と言っても現代のように患者の治療に専任することはなく、修道士など聖職者と兼任することがほとんどでした。  聖職者であることから、病やケガのみならず、信者のあらゆる相談ごとにも対応していました。  相談内容は、もめごとや飢饉、心の相談、冠婚葬祭などなど多彩です。  当時は、キリスト教と古代の神々の伝承が同居する時代であり、民族のルーツに深くかかわるアングロ・サクソンの神々、英雄、そして呪文詩などに聖職者が言及する事は必然だったと考えられます。  当時のキリスト教は、その地域ごとに独自に宗教を広め管理していたため、後年より緩い時代でした。 ■医者と蛭(ヒル)の意味を持つリーチ  リーチの綴りは”Leech”です。  英語に詳しい方は、血を吸う生物「蛭(ヒル)」の意味であるとご存じでしょう。  実は、”Leech”の蛭という意味は、11世紀以降に使われていた中世の英語*1から発生しているようです。  10世紀頃は、主に医者という意味で使われていたようです。 *1 中世の英語  現代の英語は、西暦1500年頃からのものです。  それ以前は中世の英語が使われていました。  中世の英語には大きく二種類あり、西暦500年から1050年頃まで利用されていた「古英語」と西暦1050年から1500年頃まで利用されていた「中英語」となります。 ■中世前半のイングランドの医学  中世の医学といえば、瀉血(しゃけつ)という血を抜く行為が多かったようです。  しかし、瀉血が盛んになったのは、アラビア医学の書物が盛んに翻訳されだした11世紀以降と考えられます。(リーチに蛭という意味が発生したのと似た時期と思われます)  10世紀以前のイングランドの医学では、体内の悪しき者を体外に追い出すため、薬草などから内服薬や軟膏を作って処方したり、時には呪文詩を使うこともあったようです。  医者の数も少なく、医療は基本的に高価であり、何か大けがや病にかかった時は死を意識するような時代でした。 ■12の呪文詩  当時の本は、作るのも大変でとても高価でした。  9世紀頃、アルフレッド大王という王が、文芸復興の施策として大陸から様々な学者を呼び、様々な書籍を英語に訳したり、編纂するといった偉業を成し遂げています。  その影響により作成された本の一つに「いなくなった牛のための呪文詩」が記載されています。  「ラクヌンガ」「ボールドのリーチブック」という当時の有名な医療系写本をはじめ、複数の写本に合わせて12の呪文詩が記載され、今日まで残っています。  12の呪文詩は、薬草の力増幅、痛みや様々な病への対抗、出産促進など医療に関するものが多いです。  また物語に登場する牛を捜索する呪文詩の他に、蜜蜂を定着させる、畑の地力を回復する、旅の安全を祈るなど、医療以外の様々な生活の悩みに対応した呪文詩がみられます。  他の呪文詩については、後の機会にてご紹介いたします。 ◇次回予告 リスクと天秤にかけ決断するエドリック 第2の呪文詩の儀式を進めるハードウルフ ガールムンドの力とその正体とは?! 中世ヨーロッパの生活呪文 第2回「いなくなった牛を探す呪文詩」 ご期待ください! ◆参考文献 唐沢一友(著)アングロ・サクソン文学史:韻文編 (横浜市立大学叢書―シーガルブックス, 東信社, 2004年) 吉見昭徳(著)古英語詩を読む ~ルーン詩からベーオウルフへ~(春風社,2008年) ウェンディ・デイヴィス/編 鶴島博和/監訳 オックスフォード ブリテン諸島の歴史 3 ヴァイキングからノルマン人へ(慶應義塾大学出版会,2015年)

  • サングリアは七つのいろどり

     暑い夏のある日、年に一度の人魚達と人間たちの祭「人魚祭」がひらかれるヴィーノ王国。    人魚達には楽しみにしているものがあります。  それは普段海底では見ることができない果物やワインでできた「サングリア」!  人魚達にサングリアをふるまうため各地から職人が集められコンテスト開催です! ◆プレイ人数  ゲームマスター1名  プレイヤー1~4名(ソロプレイ可) ◆必要な物  六面のサイコロ2つ、メモ用紙 ◆ゲームタイプ  競争・評価型 ◆推定所要時間  30分~1時間(オフライン想定) サングリアは七つのいろどり 画像クリックでダウンロード

  • 大分観光TRPG(1ページTRPG)

     TRPGで大分県を観光しよう!  サイコロの出目によって観光地や温泉、グルメなど決まります。あなた達だけの観光の旅を演出して楽しんでください。  温泉TRPG「ゆめぐり」のシステムをベースに作成しました。  遊ぶうちに本当に大分県に観光しに行きたくなれば幸いです。  がんばれ大分県! 温泉TRPG「ゆめぐり」 ◆プレイ人数  参加者1~5人推奨(ソロプレイ可) ◆必要な物  六面のサイコロ1個、メモ、大分県の地図と資料(ネット可) ◆ゲームタイプ  箱庭・イベント遭遇型 ◆推定所要時間  30分~1時間(オフライン想定) 大分観光TRPG 画像クリックでダウンロード

  • ブーランジェリは大忙し

    お城でパンづくりTRPG「ブーランジェリは大忙し」ではパン職人となり皆で協力して王様とお客様をうならせるパンのコース料理を作ります。  ランダムに集まる食材を「食材集め」「食材加工」「仕込み」「焼き上げ」等さまざまな特技を駆使して素晴らしいパンを作りましょう!    シンプルなルールの無印と、プレイバランスを調整し遊びやすくなった改訂版1.2があります。お好みのルールをお選び下さい。  また「最新情報」にて全国のコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミマ、サークルK、サンクス、セイコーマート)のコピー機にてネットプリントできるサービスについても案内しています。 ◆プレイ人数  ゲームマスター1名  プレイヤー1~4名 ◆必要な物  六面のサイコロ1つ、メモ用紙 ◆ゲームタイプ  協同・ミッションクリア型 ◆推定所要時間  1~3時間(オフライン想定) 改訂版1.2 ツイッターまとめ プレイエイド ブーランジェリは大忙し 画像クリックでダウンロード

  • ブーランジェリは大忙し改訂版

    お城でパンづくりTRPG「ブーランジェリは大忙し」ではパン職人となり皆で協力して王様とお客様をうならせるパンのコース料理を作ります。  無印版をプレイして頂いた方々にご協力頂きアイデアやテストプレイを重ね完成させたのが本作品となります。  より充実した食材、加工食材例の掲載、よりパンの完成度を引き上げる仕込みや焼き上げ、他人の失敗をカバーする支援、謎解き風のお客様の「苦手食材」等々、より遊びやすく様々な工夫を凝らしました! より腰を据えて作りたいパンを目指してくだざい! ◆プレイ人数  ゲームマスター1名  プレイヤー1~4名 ◆必要な物  六面のサイコロ1つ、メモ用紙 ◆ゲームタイプ  協同・ミッションクリア型 ◆推定所要時間  1~3時間(オフライン想定) ツイッターまとめ プレイエイド ブーランジェリは大忙し 改訂版1.2 画像クリックでダウンロード

  • プレイエイド:ペスカトーレは猫の島 | games

    ペスカトーレはネコの島 ゲームマスタープレイエイド ◆評価の時の同点者の処理  評価時に同点者が出た際は、特に差別化する要因が無いならサイコロでいずれがトップか決定(食事時の客も猫も気まぐれなのです)し、各順位必ず1人になるよう決め手下さい。  その点記載漏れしている事をお詫びします。 ◆マスターレスプレイのススメ  このゲームはマスターが決める事が少ないです。  ・昼食に来る人数決め、マスターが美味しそうと思うものボーナス、ゲーム終了演出   ルールを覚えた者同士ならばマスターレスにしてマスターも店主となって料理を競うのも可能だと思います。  その際美味ボーナスはランダムに決定して下さい。 ◆ゲストNPCの案  ルールには入れてませんが、NPCとして孤高のグルメ詩人ゴーロと人気猫絵師にして紀行作家のイワーゴというのを発想しました。  ゲーム終了シーンに出す人物が思い浮かばない時にでもお使いください。( ˘ω˘) ◆製作ノート  猫の日+岩合さんの世界猫歩きに出てきた猫島から地中海風の海に浮かぶ漁師と猫が共存する島を発想しました。  同時に猫と人との食べられる物の違いにも注目しゲームに取り入れてます。  猫好きとイタリアや地中海を愛する人たちに捧げます。  ネコの島といえば、日本の愛媛県の青島が最近では有名ですが、ペスカトーレ島はそこと、シチリア近海のマルタ島(共和国)、ギリシャのミコノス島等をイメージしてます。  ペスカトーレはイタリア語で漁師を意味します。

  • プレイエイド:ブーランジェリは大忙し | games

    ブーランジェリは大忙し (改訂版含む) プレイエイド  まとめに収録しているツイートのプレイエイドをここに改めてまとめます。 プレイヤーの方へ ◆パンの作り方なんてわかんないよ? 大丈夫です! 理由は3つあります。 1.ゲームをすればパンができる!  パン作りの工程をとても簡単に再現してるので、何と何を入れるか考えつつサイコロをふればパンが出来上がります。   2.皆で考えられる!  2人以上の場合はいくらでも相談しながら作ることができます。 3.ゲーム中、本やネットでいくらでも調べられる!  カタログやレシピを用意したりネットで検索しながらゲームしてもかまいません。  キャラクターはプロの職人ですがプレイヤーがそうである必要は全くありません。 以下のサイト等もご参照下さい。 おいしいパンの百科事典 パンのはなし:世界のいろいろなパン クックパッド パンのレシピ ◆キャラクターが思いつかない    あなたのニックネーム、ハンドルネーム、ツイッターネームなど、もしくはお気に入りのキャラクターなどでも良いです。  異世界といってもゆるい設定なので、色んな理由で来た事にすれば問題ありません。  オリジナルのキャラ像は思いつくけど名前が浮かばないという方は、こちらの名前ジェネレーターなどいかがでしょうか? 国など細かく指定することもできますよ。 すごい名前生成器 Fantasy name generators マスターの方へ ◆オンラインセッション用マップ・アイコン オンラインセッション用サイト(ユドナリウムやココフォリアなど)で使えるマップとアイコンです。クリックで画像をダウンロードできます。 オンラインセッション用マップ 加工食材アイコン パンアイコン ◆背景は自由にどうぞ  このゲームの背景世界はヨーロッパ風な異世界「ブリオージュ」となり王様に仕えるパン職人となっていますが、背景世界に詳しい設定は特に無く、城主は必ずしも王様じゃなくてもかまいません。  書いてある情報から好きに連想して下さい。  日本人が考えるヨーロッパ風というふわっとしたイメージで、どうしても詳細が欲しい場合はマスターが決めて下さい。  パン職人も人間以外に妖精や悪魔や獣人、異世界からの来訪者など自由です。  好きにしてくださいの一言です。 ◆初版と改訂版のルール選択や部分追加  現在初版無印と改訂版1.2の2つのルールがあります。  改訂版では特にパンづくりフェイズを中心に様々なルールが追加されています。  より特技毎に活躍し食材集めだけに奔走しなくてすむようにしたのですが、その分複雑になってる面もあります。  様々なルール追加で良いサイコロの目が出やすくなっている分、晩餐が成功する基準を40から50に引き上げています。  もし、シンプルにするため追加されたルール(例:特技による他人への支援ルール)を使用しない場合は基準を易しい数値に調整することもお願いします。  なるべく無印初版のまま改訂版のルールを部分的に取り入れるなら、例えば以下のルールから選んで取り入れるのは如何でしょうか?  ・基本食材に砂糖、酒追加  ・新しい食材表 、加工例をプレイヤーにも見せる  ・初めからそれぞれ食材を1つ持つ   ・お客様が苦手なのは食材カテゴリーじゃなく、1項目の食材  ・マスターが苦手食材を直接教えるかヒントだけ与えるか選んでゲームの難易度調整  最後の2点は改訂版で正式に導入されたルールで、とてもオススメです。  各特技がより活躍するよう考えたルールは以下の3つです。お好みで選択し詳細は改訂版で確認お願いします。  ・ゲーム中1回だけ自分の特技行動をした相手のサイコロを振りなおせる  ・仕込みでサイコロ2つ分完成度に追加  ・焼き上げで加工食材1つの完成度振りなおせる ◆遊び方のバリエーション  これは様々な方からご提案頂いたり呟かれていた遊び方です。項目は以下の通りです。  1.短いパン作りTRPG  2.対戦パン作りTRPG  3.お邪魔が入るパン作りTRPG 1.短いパン作りTRPG  これは既に遊ばれてましたがパンを1つ作る遊び方です。 ブランチに1つパンを作るよう言われます(苦手食材有無はマスター次第) 行動回数10回、不要食材3つをカテゴリ選択で振った食材と交換可能、満足水準20点で挑戦して下さい。 2.対戦パン作りTRPG  これは惠@47kei さんからご提案頂いた遊び方です。  プレイヤーが偶数人数の時2チームに分かれ20行動で双方パンの晩餐を作りどちらがより優るか対決します。  チーム相談は別々に行い、評価基準をマスターが統一してると良いでしょう。  この対決方式だと、4人までだった参加人数が最大8人まで可能だと思います。  その分マスターの負担が増えるのでプレイヤーの方で協力的に動く(食材管理を自分達で行う等)かサブマスターに協力してもらうと良いかも知れません。 3.お邪魔が入るパン作りTRPG  これはたいちよ!@taichiy0 さんから頂いたアイデアをアレンジしたものです。  プレイヤーがパン作りフェイズに慣れてしまった場合のスパイスとしてどうぞ。 パン作り中に王様が勝手に厨房に入ってきて邪魔をします。  あらかじめサイコロ3つを3回振ります。  (サイコロ3つの合計を3回出します。値は3-18の間です。9-12の出目が多いですがそれ以外の目が出る確率も同様にあるので、王様がいつ来るか分からない緊張感があると思います)  出た数字の行動目に王様がコッソリ厨房に邪魔しに来ます(出目がダブった場合その分出現回数が減る)。  王様お邪魔ターンになると、マスターはサイコロを1つふり王様の行動を決めます。 1:食材を食べちゃう(食材のみ消失 2:味見をする(完成度-1点 3:整理なさいと説教(「掃除」をして手番休み 4:何か食材を差し入れる(食材表を振る:行動消費無 し 5:ワシが思うにと言い出す(マスターがサイコロを振る 6:誉める(完成度+1サイコロ 1は、仕込んだ生地や焼き上げ完成したパンには適用されません。 2の味見も完成度がない食材探し行動の場合は適用されません。 3はスゴロクでいう1回休み。 4は全体の行動回数に影響はありません。  さてこれらのお邪魔に対処しつつパンの晩餐は完成するでしょうか?  これら以外にもそれぞれで追加ルールや改造をしていただくのは自由です。  どうかあなたがやり易いあなた方だけのパンづくりTRPGをカスタマイズして楽しまれてください。  よろしくですー!

  • 第4回「九つの薬草の呪文詩」 | games

    ━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 中世ヨーロッパの生活呪文 (増補改訂版) 第4回 「九つの薬草の呪文詩」  テンプラソバ ━━━━━━━━━━━━━━━━■□■  ◇はじめに  おはようございます!  中世ヨーロッパと西洋風ファンタジーが大好きなテンプラソバです。  中世ヨーロッパの生活に密着した呪文についてのコラム第4回「九つの薬草の呪文詩」を始めます。  今回は、人の体を癒す究極の呪文詩「九つの薬草の呪文詩」を紹介します!  紹介する呪文は、中世に書かれた医学書などに記載され現代まで伝わるもので、フィクションではなく実際に使われていた可能性が高い、ある意味「本物」の呪文です! (ドラマの方は、設定も含めて私がフィクションとして書いたものです) ■ドラマパート前回のあらすじ  10世紀、中世イングランドのとある地方「ハマートン」にて、牛泥棒事件が発生した。  領主のエドリック・ハマーは、不思議な力を持つ医師のハードウルフに呪文詩によって、貴重な牛を探すよう助力を求めた。  ハードウルフの呪文の効果で、容疑者メイソンは逮捕される!  しかし、犯人を捕らえていた小屋が夜半に火事に!  更に、焼けたあとには、メイソンではなく牛番のダーシーが昏睡していた!  そして、怪しげな銀のブローチも見つかる。  一行は、ハードウルフの治療小屋に、ダーシーを治療すべく運び込んだのだった! ■登場人物  エドリック・ハマー:ハマートンの領主  ハードウルフ:ハマートンの司祭にして医師(リーチ)  エドマ:エドリックの妻。妊娠中で、とても快活で活動的。  エグビン:ハマー家の家人で、エドリックが信を置く者  イーナ:ハードウルフを手伝う治療院の従業員の少女  ウィゴット:牛泥棒の被害にあった農場主  メイソン:ウィゴットの従兄。牛泥棒の犯人だが、火事に乗じて姿を消す。  ダーシー:ウィゴットの牛番。  ダーシーの母:息子の治療を共に手伝う。息子への情が深い ◆第7幕「治療小屋」 ■喧騒  治療小屋の中は満員だった。  椅子に座って膝の痛みの治療を、ハードウルフから受けていた老婆。  治療にあたるハードウルフとその手伝いをする少年と少女。そこに運び込まれたダーシー、その母親、エグビン達家人が3人に、エドマ。  そして様子を見ようと老人たち十数人も無理やり小屋に入ろうと詰め掛けている。  ダーシーの容態を話すようせっついたり、しっかり治してほしいと頼んだりなど様々な声があちこちから聞こえ混沌とした小屋の中で、ハードウルフが良く通る声をあげる。 「おしずかに!!」  一瞬喧騒がぴたりと止まる。ハードウルフは間髪いれず続ける。 「みなさん、どうかおしずかに!  これからまず、ダーシーの手当てをします。  命が危ないものが最優先といつもいっていますな?  どうぞわが治療にご協力を!」  そういって、手伝いをしている少年に薬湯や湿布が入った桶ごと持たせ、外でしかるべき症状の患者にしかるべき簡単な処置をするよう指示をして、野次馬達を外に速やかに追い出した。  エドマもそれを手伝うと言ってついていく。 「ご婦人、申し訳ないが、こうなってしまった以上治療の続きはまたにしてかまいませんか?」  ハードウルフが治療中の老婆に愛想よくそうたずねると、治療中だった老婆は笑顔でうなずきつつかまわないと返答した。そして、他の者に手をとってもらいつつ群衆と一緒に外に出ていくのだった。 ■診察  小屋の中には、ハードウルフ、ダーシー、ダーシーの母親、手伝いの少女の4人だけとなった。  ハードウルフは、ダーシーの母親に診察と治療を手伝ってもらうよう頼む。  ダーシーの衣服を速やかに剥いで、貴重なろうそくに火をつけ、瞳の様子や体の状態をくまなく観察するハードウルフ。  幸い火傷はなく、外傷らしきものも見られない。  火事などで発生する「命を奪う瘴気」を吸い込み過ぎた時に見られる、顔の赤みもない。  弱くはあるが呼吸は正常だ。  そしてこの衰弱した様子は、何らかの毒を飲まされた可能性があると、ハードウルフは考えた。  ダーシーの口にこびりついた何かの液を、木の細い棒で慎重にこそぎ取り色をよく観察する。  目や口の腫れは何かの薬物によるものとおもわれる、それに対抗するには…… 「マッグウィルト、スチューン、それにアトルラーゼ、すべて必要になるな……」  そうつぶやくと、羊皮紙の本を素早くめくりだす。  そうして手が止まったページにはこう書かれていた。  「九つの薬草の呪文詩」と。 ◆解説編 ■イギリス初期医療に用いられた呪文の分類  一口に治癒の呪文と言っても、当時考えられていた原因に対して語りかけたり、治癒の助けとなる薬などを鼓舞したり様々な内容があります。  このような様々な当時の医療呪文について、ペイン(J.F.Payne)という研究者が作成した以下の6つの分類があります。  またこれらの分類について、分かりやすいよう「〇〇の呪文」というタイトルを私の方でつけています。  1.「準備の呪文」 薬草の採取と準備の際に唱える呪文  2.「守護の呪文」 患者に対する祈祷、お守り、魔よけとして身に着けたり、身体の一部に描いたり、唱える呪文  3.「悪霊退散の呪文」 悪霊を追い払う呪文  4.「追体験の呪文」 患者と同じ病気を患った伝説上の人物についての話を盛り込んだ呪文  5.「神聖化の呪文」 植物、動物、鉱物などを、神聖なもの、祈祷の対象とする呪文  6.「移植の呪文」 動物、物質、流水などに、患者の病気を何らかの儀式を通じて移植させる呪文  この分類に従うと、前回紹介した様々な治癒の呪文詩がどのような内容なのか、より理解できます。  第3回で紹介した突然の痛みに対抗する呪文やコブに対抗する呪文は症状に直接語りかけるので「悪霊退散の呪文」と考えられます。  また、みずぼうそうを治癒する呪文は、薬がどれだけ素晴らしくどのように働くか説明する内容があるので「神聖化の呪文」と考えられるでしょう。  また、薬のレシピが書いてある部分は「準備の呪文」とも言えそうです。  それでは、九つの薬草の呪文はどのような分類に該当するでしょうか?  次の解説をお読みください。  その前に、ドラマの第二幕です。 ◆第8幕「ウォーデン」 ■準備 「イーナ! 今から言う薬草を中央の作業台に持ってきてくれ!」 「はい、先生!」  イーナはハードウルフを手伝う少女の名前だ。  呪文詩が記載された本を片手にハードウルフは、次々に薬草名を読み上げ少女に指示を伝えだした。  部屋の中は、天井や机、床は、束にした薬草の乾燥させたもの、摘んでからあまり日がたってないものなど所せましと置いてあり、少女は言われた薬草を迷うことなく次々と取り上げ、カゴにいれていく。  薬草についての指示が終わると、ハードウルフは今度はダーシーの母親に声をかける。ダーシーの服を完全に脱がして、水で体を清めるようにと。  ダーシーの母親は、自分よりも一回りも成長した息子の服を手早く剥ぎ取り、水で濡らした布を固くしぼり息子の体をふいていく。  一方ハードウルフは、戸棚から封をした陶器の容器をいくつか取り出し、机に並べだした。  容器の中身は、香油である。  それからハードウルフは、大きな臼とつぶし機を机の中央に設置した。  指示された薬草を取り終えた少女がカゴをハードウルフの脇に置く。 「ありがとう、イーナ。火も頼む」  そういってハードウルフは、カゴの中の薬草を選別しだした。  少女も心得たもので、薬草を煮るための鍋をかけているかまどに火をいれるべくたき木やマキをくべだした。  ハードウルフは選定した薬草を一つとりあげ、目をとじたままおもむろに呪文詩の詠唱をはじめた。  薬草にかたりかけるようにささやくように唱える。 「マッグウィルトよ、  レーイェンメルデで  汝は何を除き、何を整えたか 思いおこせ。  汝は世でもっとも古い薬草、ウーナとよばれた。  汝は三と三十の悪霊にも勝り  汝は毒にもまた疫病にも勝り、  汝は国中を脅かす禍難に勝る」*1  呪文詩の詠唱が終わると「マッグウィルト」を臼に入れ、次に別の薬草を取り上げ、同じように詠唱しだした。 「そして汝(なんじ)ウァイブラード  諸々の薬草の母よ。  明白に東方より伝来し、内には頼もしきものよ。  汝の上で荷車が軋み、汝の上を王妃が駿馬で駆け、  汝の上で花嫁が泣き、汝の上で牡牛が鼻を鳴らす。  でも汝は万難にめげずに対し、  汝は病毒も伝染病も、それに  国中に蔓延る禍難にも抗する」*1  詠唱が終わると「ウァイブラード」を臼に入れ、次の薬草の呪文詩の詠唱にとりかかる。  そして、スチューン、スティゼ、アトルラーゼ、マイズ、ウェルグル、フレイ、フレイヌルと合わせて七つの薬草も臼に入れていく。  呪文詩の内容は、どのような土地でどのような病魔、毒を体から追い出し国を救ったか、古き天上の神々が、いかにして苦難の果てに知恵を得て、薬草を見つけ人類を救済したか、など。  まるで神々に見出された英雄たちの戦いの系譜を告げるような内容であった。  九つの薬草が入った臼をつぶし器でつぶす間も、二度三度と同じ呪文をハードウルフはくりかえす。  その眼に霊妙な光を宿しつつ一心不乱に薬草を砕いた。 ■「この毒を私が除去しよう」  砕かれた九つの薬草は汁ごと鍋に入れられ、東方伝来の香油と一緒に煮込まれた。  並行して助手の少女が水、灰、卵白を混ぜ合わせて作った下地に、煮詰めた九つの薬草を注ぎ混ぜ合わせて軟膏を作っていく。  そして布に均等に塗り湿布を手早くつくっていく。  湿布を手にしたハードウルフは、ダーシーに近づく。  ダーシーの母親の目には、鍋からでてきた煙や湯気が部屋に充満し、不思議な模様を形づくるように見えた。  ダーシーを見据えたハードウルフは、呪文詩の続きを詠唱しだした。 「この九種の薬草は九種の病毒に効く。  忍んで毒蛇がやって来て、それは人に噛みついた。  やがてウォーデン九本の栄光の枝を持って来て、  その毒蛇を打ちまくりその身は九個に裂けたとさ。  もう蛇がけして奥深くへ入らぬように  毒とアッペルをそこに備え置いた」*1  古代の神々の主「ウォーデン」がいかにして病毒を打ち払うか唱えた瞬間、部屋に充満する煙が何か人のような形にまとまっていく。  ハードウルフは、湿布をダーシーの額に、胸に、腹に貼り付けながら、呪文詩をしめくくる。 「あの九匹の毒蛇の住む渓流を  知っているのは ただ私だけ  今や、すべての草は薬草より生まれ  大洋のすべての塩水をも分解し得る。  故に汝よこの毒を私が除去しよう」*1  人の形にまとまりはじめたもやは、枝のようなものを伸ばしてダーシーの体を包んでいく。  こころなしか、ダーシーの苦悶の表情が安らいできたようにも見える。  霊験あらたかなる何かを見た気がしたダーシーの母親は、祈るように手を合わせ目をつぶる。  ハードウルフは、なおも呪文詩を繰り返し、唱え、施術を続けたのだった。 ■発覚  ハードウルフ達の懸命な治療は2日間にわたった。  その努力のかいもあって「解毒」されたダーシーは目を覚ました。  ダーシーは、泣き崩れる母の頭をすまなそうな顔をしながらなでていた。  知らせを聞いたエドリックは、ダーシーの元を訪れ、その母親になぐさめの言葉とダーシーと二人だけで話したい旨を告げた。  そして彼の母親を家まで送るようエグビンに指示を出した後、治療小屋の中にエドリックは入る。  傍には、疲れた顔のハードウルフが座っている。  エドリックが今回の事の顛末についてダーシーに尋ねると、しばらく思いつめた表情だったダーシーは意を決した顔で言う。 「エドリック様、おらは罰を受けてもしかたねえ。でもかーちゃんは、何も関係ねえ! なので助けてやってほしい」  ダーシーの母については特に疑っていない事を告げると、安心したダーシーは事の次第を話しだした。  メイソンは、前々からダーシーに話かける事があったようだ。  ある時メイソンが高揚した顔でダーシーに話をした。  なんでも自分は従士様にいずれお仕えできるんだと、今より名誉ある地位になれるんだと。  エドリック様に仕えるのかと聞くと、失笑して「あんなの」ではなくもっとすごい人だとうそぶいていたとのこと。  人の良いダーシーは、話が今一つのみこめないもののメイソンの喜ぶ様子に、『良かったですね』と愛想の言葉を返すのだった。  その言葉を気に入ったメイソンは、ダーシーも一緒に「加担」するようにすすめだしたという。  何のことかと聞くと、この村に騒乱を起こし評判を落とし、より良い統治者がいると噂をひろめるだけだと、恐ろしい事をメイソンは話をしだした。 『そんな! そんなかーちゃんを悲しませることはできねえ!』  そういって協力を渋ると、メイソンはウィゴットや母の名前をだして脅すような事を言ってきたため協力せざるをえなかったと弁明する。  そしてもしメイソンが捕らわれた時は助けるようにあらかじめ指示されていた事を思い出し、夜中に小屋にこっそり来たのだと、ダーシーは言う。  そこには、なぜか縄をほどいて酒らしきものを飲んでいる風のメイソンがいて、彼から勧められるまま酒を飲んだとのこと。  そして気が付いたら、ハードウルフの治療小屋で寝ていたのだと。  これがダーシーの語る、事の顛末だった。  静かな顔で話を聞いていたエドリックは、ダーシーの肩を軽くたたきうなずく。  そして、メイソンと話をしている時こんなものを見たことはあるかとダーシーにたずね、火事の現場に落ちていた銀のブローチを見せる。 「あっ」と声をあげるダーシー。  彼が言うには、メイソンはその銀のブローチを腰から下げた革袋に入れ、自慢話をする際はこっそり取り出してみせびらかしていたとのこと。  思わず立ち上がるエドリックに、ハードウルフは声をかける。 「何やら確信を得た顔をされていますな。そのブローチは『どこの』ものでしょうかな?」  エドリックは、銀のブローチを見つめながら言った。 「これはブラートンを治める『ブラー家』で好んで使う魚の模様だそうだ。  この件に、ブラー家が関係しているかもしれぬ……」  ハードウルフは返す。 「そうであるとして、どうなされますか?」  ブローチをぎゅっと握ったエドリックは決意した。 「ブラー家に、詳しく聞きにいかねばなるまい」 ~次回へ続く~ *1 呪文詩の訳文は、吉見昭徳(著)古英語詩を読む ~ルーン詩からベーオウルフへ~(春風社,2008)より引用しています。 ◆解説編 ■九つの薬草の呪文詩  この呪文詩では、名前の通り九つもの薬草が出てきます。  ドラマでも少しご紹介したように、どのような薬効があり今までどのような活躍をしたのか、まるで人物紹介のごとくその効果を説明する内容となっています。この辺りは、薬草の準備の呪文であり、神聖化の呪文ともいえそうです。  また呪文詩に出てくる、三や九という数字もアングロ・サクソンでは魔術的な意味がある数字とのことです。  日本のヤマタノオロチや九尾のキツネなどにも9という数字はあります。洋の東西を問わず、魔術的な数字なのかもしれません。  呪文の後半では、毒蛇がもたらすさまざまな毒をいかに撃退するかという内容に変わっていきます。  ここでの毒蛇は、病やケガをもたらす超自然的な存在という意味だそうです。  九つの薬草は、世のあらゆる人体への災厄を打ち破り撃退する究極の呪文詩と言えそうです。 ■九つの薬草  さて呪文詩の中に登場する九つの薬草名ですが、聞き覚えのない物ばかりだと思われます。そこで、それぞれが何の薬草なのか、以下に簡単に解説いたします。 ・マッグウィルトとは、ヨモギです。  ヨモギは、日本でも血止めの薬草に使われたり、その独特の香りで餅や団子に混ぜて楽しまれています。  当時ヨモギは魔術との結びつきが強く、古来より厄除けに使われていたそうです。  熱病、けいれん、分娩の苦痛を和らげる薬草と考えられていました。 ・ウァイブラードとは、オオバコです。  オオバコは、日本でもありふれた植物で、若芽を天ぷらにするとおいしいと言われています。  当時は、地面に広く葉が広がること、踏まれて育つというイメージから、足に効く薬効があると考えられていました。 ・スチューン、スティゼは、正確には何の薬草なのか分からないとのことです。 ・アトルラーゼとは、カッコウソウです。  カッコウソウは、5枚の花弁を持つピンクの花を咲かせる多年草です。  古来より薬草として珍重され、庭に咲くと魔除けになると信じられていたそうです。解毒、血止め、不眠症の薬、染料として利用されていました。 ・マイズはカミツレという説があります。  カミツレは、カモミールとも呼ばれています。ハーブティーなどにも使われています。当時は、発汗剤、解毒剤として使われていました。 ・ウェルグルは、イラクサという説があります。  イラクサは、トゲが多く、刺されるとかぶれることもあるようです。  当時イラクサは、北欧神話の雷神トールの草で、火にくべると雷除けになると信じられていました。  また血清や血止めに利用できると信じられていました。 ・フィレは、タチジャコソウです。  タチジャコソウはジャコウのいい香りがするハーブで、タイムと同一視されることもあるようです。  当時は、心臓病、神経症、呼吸器系の病気などに効くと信じられていました。 ・フイヌルは、ウイキョウです。  ウィキョウは、フェンネルとも呼ばれるハーブの一種で、食用として古今東西広く親しまれています。  当時は、肥満、視力回復、魔よけ、解毒などに効くと信じられていました。 ■ウォーデンの考察1 ~北欧神話の主神オーディン説~  呪文の中盤に「ウォーデン」という名前が出てきます。その正体はゲルマン神話(北欧寸話)の主神オーディンだと、一般に考えられています。  オーディンは様々な知識を蓄えた神です。  その知識を蓄えるために様々なことをしています。  神話では、ルーン魔術の知識を得るために、世界樹ユグドラシルに槍に貫かれた状態で9日間つるされていたとあります。  その際に、医療系のルーン魔術でしばしば扱われる薬草についても知識を得た事が、呪文詩では描かれているのではないかと考えられています。  また呪文詩の中で毒蛇を引き裂く「九つの栄光の枝」も元は九つのルーン文字だったのではという解釈もあるそうです。  オーディンの存在が色濃い九つの薬草の呪文詩は、とりわけ古い時代の神話と深いつながりがあるのかもしれませんね。 ■ウォーデンの考察2 ~錬金術の神ヘルメス・トリスメギストス説~  多くの学者によって「九つの薬草の呪文詩」に登場するウォーデンは北欧神話の主神オーディンである説が前述のとおり支持されてきたのですが、それに異説を唱える論考があります。  ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジで呪文詩に関する論文で博士号を取得したカレル・フェリックス・フライエ(以下フライエと略します)は、ウォーデンの正体は、錬金術の神、伝説的な錬金術師ヘルメス・トリスメギストスの俗称ではないかと主張しています。  論拠として、主なところでいうと以下の3点をあげています  1.そもそも呪文詩が載っている「ボールドのリーチブック」や「ラクヌンガ」は、医学と薬草学の書であり、ヘルメス神は医学と薬草学に秀でた神であることは、当時のリーチ達にも浸透していたこと  2.呪文詩を校正する詩は、ラテン語の薬草学に関する文言を踏襲したものであること  3.ヘルメス・トリスメギストスの、「トリスメギストス」とは「3倍偉大」という意味であり、呪文詩に繰り返しでてくる三という数字にもぴったりと符合する。  はたして、オーディンなのかヘルメス・トリスメギストスなのか、議論が分かれるところではありますが、いずれにしろ相当強力な神であり、呪文詩にはそれだけ強大なパワーが込められているのかもしれません。 ■呪文詩に含まれる呪術の技法  また、フライエは「九つの薬草の呪文詩」で、「ネームザウバー(名前の魔法)」と呼ばれる技法が使われていると論じています。「ネームザウバー」とは、物体、動物、人間、超自然的な存在に名前を呼びかけ、コントロールする魔術技法です。  コントロールするとは具体的に、どんなことでしょうか?  例えばグリム童話の「ルンペルシュティルツヒェン」で妖精が名前を当てられ逃げてしまったエピソードがあげられます。妖精は名前を当てられてしまった事で、退散せざるをえなくなったのです。「九つの薬草の呪文詩」の場合は、各薬草は「ウーナ」や「薬草の母」など様々な形で異なる名前を付与され、病魔にいかに力強く対抗できるかという性質を付与される形で「ネームザウバー」が使われているとのことです。  魔法における「名前」がもつ意味は、結構深いものがあります。夢枕獏の小説「陰陽師」には、名前を呼ぶことが、ものを縛る呪であるという言葉が出てきますし、アーシュラ・K・ル=グインの「ゲド戦記」においても真の名前は、魔術における核心ともいえる存在といえます。名前を呼ぶ魔法については、機会があれば深く解説してみたいと思います。 ◇次回予告  真実を確かめんと隣国ブラートンに寡兵で向かうエドリック  できうる限りの備えと祝福を与えるハードウルフ  みたび呪文詩の力が発揮されるか?!  中世ヨーロッパの生活呪文 第5回「旅立ちの呪文詩」  ご期待ください! ◆参考文献 唐沢一友(著)アングロ・サクソン文学史:韻文編 (横浜市立大学叢書―シーガルブックス, 東信社, 2004年) 唐沢一友(著)アングロ・サクソン文学史:散文編 (横浜市立大学叢書―シーガルブックス, 東信社, 2008年) 吉見昭徳(著)古英語詩を読む ~ルーン詩からベーオウルフへ~(春風社,2008年) (カレル・フェリックス・フライエ)Karel Felix Fraaije, Magical Verse from Early Medieval England: The Metrical Charms in Context, English Department University College London,2021,Doctoral thesis (Ph.D) ウェンディ・デイヴィス/編 鶴島博和/監訳 オックスフォード ブリテン諸島の歴史 3 ヴァイキングからノルマン人へ(慶應義塾大学出版会,2015年) 夢枕 獏 (著) 陰陽師 (文春文庫 ゆ 2-1,1991) アーシュラ・K.ル=グウィン (著) 清水 真砂子 (訳)  影との戦い ゲド戦記 (岩波少年文庫,1976)

  • お菓子な魔女のトリックオアトリート | games

     目が覚めるとお菓子と食材だらけの魔女の家!目の前には魔女が! 魔女「トリックオアトリート!お菓子を作ってくれなきゃ『いたずら』しちゃうぞ!」  さあ大変な事に!なんとか魔女の気に入るお菓子を作らないといけません!    でないと・・・ ◆プレイ人数  ゲームマスター1名  プレイヤー2~5名 ◆必要な物  六面のサイコロ2つ、メモ用紙 ◆ゲームタイプ  競争・評価型 ◆推定所要時間  30分~1時間(オフライン想定) お菓子な魔女の トリックオアトリート 画像クリックでダウンロード

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